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友だちから「投票して」とリンクが届いた。開く前に何を確かめる?

友だちから届いた「投票して」のリンクでも、本人が送ったとは限りません。別の連絡手段で確かめる方法、認証コードを求められたときの止まり方、すでに入力したときに親子で確認したい公式の案内を整理します。

この記事の要点

  • 知っている名前やアイコンでも、本人が送ったとは限りません。届いたトークの外で確認します。
  • 投票のためと言われても、誘導された画面にログイン情報や認証コードを入力しません。
  • すでに操作したら、何をしたかを分けて確認。責めずに公式の対処案内へ進みます。

目次

友だちからの投票依頼でも、届いたリンクはいったん開かず、以前から知っている電話番号など別の連絡手段で本人に確認します。投票先でSNSの電話番号、パスワード、認証コードを求められたら、入力を止めて保護者と確認しましょう。

1.投票依頼から、別のアカウントを狙われることがある

「友だちを応援したい」と思って開いたページが、アカウントの情報を盗む入口になっている場合があります。フィッシングと呼ばれる手口の一つです。

IPAが公表した2026年4〜6月の相談事例には、InstagramやFacebookで投票を頼まれ、LINEのアカウントを乗っ取られたという相談があります。IPAは、誘導先で電話番号、パスワード、認証コードなどを入力し、その情報を悪用されたと考えられると説明しています。その後、知人へ金銭を求めるメッセージが送られた例もあります。IPAの相談事例1

これは相談内容に基づく事例紹介です。子どもにどれほど広がっているかを調べた統計ではなく、投票依頼がすべて詐欺だという意味でもありません。ただ、いつも使うトークに届くことだけでは、安全の確認になりません。

2.同じトークで聞き返す前に、本人へ別の道で確認する

送信元のアカウントが他人に使われていれば、「本当に送った?」という返信にも、その人が答えるかもしれません。対面や、以前から本人のものと分かっている電話番号など、届いた依頼とは別の経路を選びます。メッセージの中で新たに指定された連絡先は、確認先にしません。

家庭では、「友だちを疑う」という話より、「その名前のアカウントを、今だれが使っているかは分からない」と説明できます。次は編集部による会話例です。

「応援したいんだね。でも、本人が送ったか、別の方法で聞いてからにしよう」

急ぐよう頼まれても、確認できるまで保留にできます。本人が依頼したと分かっても、それだけでリンク先の安全が保証されるわけではありません。保護者と、企画の公式案内や実施元を確かめます。

スマートフォンを持つ子どもの隣で、保護者が別の電話を使って確認しているイメージ。
届いたトークとは別の、以前から分かっている連絡手段で本人に確認します。画面は実在のサービスを再現したものではありません。

3.認証を求められたら、入力を止める

LINEの公式ヘルプも、SNS上の投票依頼から、LINEの登録情報を入力させる画面へ誘導する手口を案内しています。「投票を完了するため」と表示されても、届いたリンク先へパスワードや認証コードを入力しないことが大切です。LINE公式の注意喚起

認証コードは、友だちや投票主催者へ送るためのものではありません。SMSが本物のサービスから届いていても、知らない人が始めた操作に使われる可能性があります。自分が何の操作を始めたのか分からなければ、先へ進みません。

ロゴや画面が似ている、URLにサービス名が入っている、といった見た目だけで判断するのも避けます。警察庁は、事前に登録した公式サイトのブックマークや公式アプリからアクセスする方法を勧めています。確認のために、届いたリンクをもう一度開く必要はありません。警察庁の被害防止対策

4.もう開いた、入力した。まず操作を分けて確かめる

「開いただけ」「電話番号を入力した」「パスワードやコードまで入力した」「アプリを入れた」では、確認すべき内容が違います。開いたことだけで乗っ取りと断定せず、何を入力・送信・インストールしたかを確認します。一方、「入力していないから何があっても安全」とも決めつけません。

保護者は「話してくれてありがとう。ここから一緒に確かめよう」と伝え、追加の入力を止めます。この声かけも編集部の提案です。パスワードやコードそのものを読み上げさせる必要はありません。

入力した場合は、公式アプリや公式ヘルプから対処を確認します。LINEでは、今の端末で利用できるかどうかにより案内が分かれています。使えない場合の再ログインや問い合わせ、身に覚えのないログインがある場合の確認など、現在の状態に合う項目を本人と読みます。問い合わせは原則として本人から受け付ける案内です。LINEの対処法

パスワードを入力してしまい、そのパスワードを他のサービスでも使っていた場合は、そちらも公式アプリや以前から確認できている公式サイトから速やかに変更します。金銭被害があれば、関係するサービス提供会社や警察へ相談します。必ず取り戻せるとは約束せず、今できる対応を一つずつ進めましょう。

参考資料

  • IPA「情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2026年第2四半期]」。2026年7月22日公開。相談事例1を参照。
  • 警察庁「フィッシング対策」。被害防止と入力後の対応を参照。ページの公開・更新日は確認できず。
  • LINEヘルプセンター「LINE乗っ取り・詐欺被害に遭わないために知っておきたいこと」(2026年10月2日更新)、「LINE乗っ取りの被害にあった場合の対処法」(更新日確認できず)。

資料確認日:2026年11月6日。日本の一般向け注意喚起を基に、すでにSNSを利用している子と保護者向けに整理しました。利用開始年齢や家庭の声かけの効果を検証した記事ではありません。サービスの画面・復旧方法は変わるため、対応時の公式案内を優先してください。