この記事の要点
- 絵や、大人の代筆でも始められる: 子どもが届けたいものや言いたいことを聞き、できる部分を選べます。全文を自分で書くことを条件にしなくて構いません。
- 宛名や料金は、大人が確認する: 本文を書くことと、郵便として届く準備を分けます。相手の住所、差出人、サイズや重さに合う料金を確認しましょう。
- 一通出したら、そこで一区切りにしていい: 返事をもらうことや、毎月続けることまで目標にしなくて大丈夫です。相手にも返事を急がせず、届くのを待てます。
目次
「この絵、おばあちゃんに送ってみたい」。そんな気持ちがあっても、まだ文字を一人で書けないことがあります。
家庭から親しい相手に送る手紙なら、子どもが絵を描き、大人が宛名を書く形でも始められます。きれいな文章を作ることより、何を誰に届けたいのかから考えてみましょう。ここでは、日本国内へ送る個人的な手紙を扱います。
まず、何を届けたいかを聞く
誰に出すかが決まっていたら、「何を見せたい?」「伝えたいことはある?」と尋ねられます。描いた絵をそのまま送りたいなら、長い説明を付けなくても構いません。
まだ相手が決まっていないときも、今日中に決めて出す必要はありません。家族に手渡すカードにしたり、家に置いておいたりする選択肢もあります。
日本郵便の子ども向け教材では、絵やスタンプを組み合わせて手紙を作る方法も紹介されています。文字だけに限らず形を選べますが、専用のツールやプリンターを使うことが、この遊びの前提ではありません。日本郵便の教材
大人が書くなら、子どもの言葉を確かめる
「何て書こうか」と聞き、子どもが言った短い言葉を書き留める方法があります。「これを描いたよ」の一言でも、一通の中身になります。
大人が書いたあとで、「こう書いたけど、これで送っていい?」と読み上げて確かめられます。言い換えたいときも、本人に聞いてからでよいでしょう。

親の思う丁寧な文章にするために、子どもが言っていない感謝や約束を足す必要はありません。絵に説明を添える場合も、絵そのものを大人が描き直さず、余白や別の紙を使えます。
名前の一文字だけ自分で書く、絵だけを担当する、折って封筒に入れる。どこをやるかは、そのときの本人の気持ちに合わせて選べます。
届くための準備は、大人が受け持てる
封筒には、届け先の郵便番号、住所、相手の名前を分かるように書き、差出人の情報も確認します。書く位置などは、日本郵便の案内を見ながら大人が担当できます。封筒の書き方
子どもには「これは、どこへ届けるかを知らせるところだよ」と短く説明してもよいでしょう。住所を覚えさせたり、郵便番号を暗唱させたりする必要はありません。
送る前には、封筒やはがきの大きさ、重さ、厚さに合う料金を公式案内で確かめます。絵を何枚も入れたり、厚い飾りを付けたりした場合は、いつもの切手で足りると思い込まず、郵便局で確認できます。手紙・はがきのサービス案内
ここでは料金を固定した一覧にしていません。郵便の種類や条件、料金は変わることがあるため、実際に出すときの案内を使ってください。
手紙の写真を見せるときは、住所を写さない
できあがった手紙を記念に撮るなら、届け先や差出人の住所、氏名などが写らないようにします。身近な相手の住所を、手紙の作例としてネットへ載せる必要はありません。
はがきは内容が外から見える形で送られます。人に見られたくない内容なら、封筒に入れるなど、何をどう届けるかを大人が一緒に考えましょう。
返事や、次の一通を急がなくていい
「いつ返事が来る?」と聞かれても、相手の予定までは分かりません。「届いてから、相手の時間があるときに読んでもらおう」と伝えられます。
返事がすぐに来ないことを、子どもの文章や絵の出来と結び付けないようにします。一通出せたら、そこで一区切り。続けたくなった日に、また相手と内容を考えればよいでしょう。
この記事の資料と、家庭の工夫の違い
日本郵便の教材とサービス案内は、手紙を作る方法や、郵便として送る際の確認に使っています。手紙を書くと必ず文章力や思いやりが伸びる、と示す研究ではありません。
代筆するときの確認や、続けることを義務にしないという部分は、編集部の提案です。学校の課題やコンクールには別の決まりがあるため、その場合は提出先のルールを確認してください。









