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図書館で本が見つからない。背中のラベルと検索結果、どこを見る?

題名だけで棚を探さず、検索結果の所蔵館・置き場所・請求記号・貸出状態を確かめる。背ラベルと棚の案内を照合し、見当たらなければ検索結果を職員に見せる。分類の暗記は不要。

この記事の要点

  • 検索に出てきたら、まず「どの館にあるか」「館内のどこか」「背ラベルの記号」「いま利用できる状態か」を確認します。
  • 本の背ラベルは棚を探す手掛かりです。ただし、絵本や物語の並べ方、記号の使い方は図書館によって違います。
  • その場所で見つからなければ、検索結果やメモを職員に見せて大丈夫。親子で分類を全部覚える必要はありません。

目次

検索できたのに、棚にないのはどうして?

子どもが読みたがっていた本を検索したら、題名が出てきた。ところが、それらしい棚を歩いても見つからない。そんなときは、いったん検索結果に戻り、本の題名の下や詳細画面を見てみましょう。

大阪府立図書館の案内では、特定の本を探すときは、検索で本の場所と「請求記号」を確認してから棚へ向かうことを勧めています。本は閲覧室の棚ではなく、書庫に入っている場合もあります。大阪府立図書館「本を探すには?」

つまり、題名が検索に出てくることと、目の前の棚にその本があることは、分けて確かめたい情報です。「見つけ方が下手だった」と考える前に、検索結果を道案内として使ってみてください。

最初に見るのは「今いる館」と「置き場所」

検索画面の呼び方は館によって違いますが、大阪府立図書館の案内には、探す際に役立つ次の項目が載っています。

  • 所蔵館:どの図書館にあるか
  • 排架場所:館内のどのエリアに置かれているか
  • 請求記号:本の背ラベルに書かれた記号や番号
  • 状態:貸出中、展示準備中など、いまの扱い

同館では、中央図書館にいても、所蔵館が中之島図書館なら、その場の棚では利用できません。また、「貸出可」は貸出できる種類の本という意味で、いま本があるかは別の「状態」欄で確認するよう説明されています。この項目名や区分は大阪府立図書館の例です。大阪府立図書館「印刷されたレシートはどう見るの?」

ここから紹介するメモや声かけは、編集部の提案です。棚へ歩き出す前に「この館の、どの場所?」と一つずつ確認してみましょう。検索結果を印刷できる館なら用紙を使い、そうでなければ題名と場所、記号をメモする方法もあります。子どもが文字や番号を読むのが難しければ、大人が確認して構いません。

検索結果のメモと棚の案内を見比べる親子
館と置き場所を確認してから、背ラベルを手掛かりに探します。

背ラベルは、題名とは別の手掛かり

本の背中に、小さな四角いラベルを見つけたことはありませんか。その数字や文字は、本が並ぶ位置を探すための手掛かりになります。世田谷区立図書館の子ども向け案内では、日本の多くの図書館が「日本十進分類法(NDC)」を使い、本の内容をグループに分けていると説明しています。すべての図書館が同じ分類法を使うわけではありません。世田谷区立図書館「図書館の本のならびかた」

分類の一覧を覚えてから探すのではなく、検索結果にある記号と、棚の案内や本の背ラベルを見比べてみましょう。たとえば「この棚の案内と、メモの記号は同じかな」と確認します。ラベルの段数や数字の長さを、別の館で見たものとそろえる必要はありません。

なお、棚探しに使うラベルと、貸出手続きなどに使われるバーコードは別のものです。どの表示を見ればよいか分からなければ、本や検索画面を示して尋ねましょう。世田谷区立図書館「図書館の本のならびかた」

絵本や物語は、数字だけで探さない

絵本の棚では、数字より文字や色が目立つことがあります。世田谷区立図書館では、物語や絵本に色や文字を使うと説明しています。同館の案内も、物語や絵本の分類方法は図書館によって違うので、詳しくは職員に尋ねるよう促しています。世田谷区立図書館「そのほかの分類」

「絵本は必ず題名の五十音順」「この文字はどこの館でも同じ意味」と決めず、いま使っている館の案内を頼りにしましょう。「この棚は、何の順番ですか」と聞いてみてもよいでしょう。題名を知っていても、作者名など別の手掛かりが必要な場合に、探し直すきっかけになります。

見つからないとき、職員に何を伝える?

書庫や展示準備中の本なら、一般の棚を探し続けてもたどり着けません。大阪府立図書館では、書庫の本の出納を依頼する方法や、展示準備中の本についてカウンターへ尋ねる案内があります。大阪府立図書館「本を探すには?」

たとえば、こんなふうに尋ねられます。

「この本を探しています。検索ではこの場所と出ましたが、棚で見つかりませんでした」

この一言に検索結果やメモを添えれば、どの本をどこまで探したかを伝えられます。子どもに一人で説明させなくても、大人が一緒に話して大丈夫です。「自分で見つける」ことを、その日の達成条件にしなくてもよいでしょう。

探している途中に本を取り出し、戻す位置が分からなくなったときも、近そうな棚へ自己判断で入れるより、その館の返却台や職員の案内に従いましょう。本探しを切り上げるときは、「今日は場所の聞き方が分かったね」と終えても構いません。

この記事の資料と、図書館ごとに確かめたいこと

この記事は、日本の図書館が出している利用案内をもとに、館内で特定の本を探す場面を整理しました。子どもの能力や読書習慣への効果を調べた研究の紹介ではありません。声かけやメモの使い方は編集部の提案です。

  • 世田谷区立図書館「1.図書館の本のならびかた NDCについて」。子ども向けの分類・配架解説。公開・更新日の明示は確認できませんでした。分類記号の桁数や色など、自館の説明を他館共通の決まりにはしていません。原典
  • 大阪府立図書館「調査ガイド 大阪府立図書館で本を探すには?」。利用者向けの検索・配架案内。2026年3月13日更新、同年3月改訂。画面の項目名、状態表示、書庫の手続きは同館の例です。原典

資料確認日:2026年10月14日。表示や配置は変更される場合があります。実際に探すときは、訪れている図書館の検索結果、掲示、職員の案内を確かめてください。

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